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インヴァソールが差し切る/BCクラシック

現地時間11月4日、米チャーチルダウンズ競馬場でアメリカ競馬の祭典 "ブリーダーズカップ" が行われ、米国最強馬決定戦である "クラシック" をはじめとしたG1・8レースが行われた。
メインレースの "クラシック" はインヴァソール(牡4・父キャンディストライプス)が勝利。1番人気に推されていたのはG1プリークネスSなど7戦6勝の3歳馬バーナーディニで、レースでも本命馬らしく好位4~5番手を追走。3角から先行馬を一呑みにし、手応え十分に先頭で直線へ。このまま押し切るかに思われたが、馬場中央に持ち出したインヴァソールもまた力強く伸び、残り100mほどの地点でバーナーディニを捕らえ、最後は1馬身差をつけた。バーナーディニも3着のプレミアムタップ(G1ウッドワードS優勝)に2馬身半というハッキリとした差をつけての2着と、その力は示した。
その他の注目馬では、昨年のケンタッキーダービー馬ジャコモが4着、クールモアが送り込んだ欧州トップマイラーのジョージワシントンは6着。早目先頭から押し切るいつもの形が見られなかった西海岸最強馬ラヴァマンは7着に終わった。また、この後日本での種牡馬入りが決まっているデビッドジュニアは、初めて体験したダートと、米国の早いレースの流れに戸惑ったか、勝負処から全くついていけず。最後は楽走で、大差シンガリ負けとなっている。
インヴァソールは今年のG2UAEダービー4着後米国に移籍し、G1・3連勝を飾ったことで注目を集めていた。しかし、前走G1ホイットニーH勝利後に熱発、臨戦過程を不安視されてここは3番人気だった。終わってみれば、インヴァソールは今季米国では4戦4勝、しかも全てG1。レース前はバーナーディニで堅いと思われていた年度代表馬争いに、強力な対抗馬が現れたことになる。


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