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ジェニュイン産駒ポンペイルーラーG1制覇
3月10日、豪コーフィールド競馬場でG1オーストラリアンカップ(芝2000m)が行われ、新ひだか町・レックススタッドで供用中の種牡馬ジェニュイン産駒のポンペイルーラー Pompeii Ruler (セン4)が、2着のマラスコ Marasco に1-1/4馬身差をつけ、2分1秒53で優勝した。
この日22歳の誕生日を迎えたC.ニューイット騎手を背に、4~5番手からレースを進めたポンペイルーラーは、最終コーナーで外を回って進出。直線を向くと後続を力強く突き放し、そのまま押し切った。ニューイット騎手はその2レース前に行われたG1ニューマーケットH(芝1200m)をレコード勝ちしたミスアンドレッティ Miss Andretti (G1ライトニングS、G1オーストラリアSの覇者。これでG1を3連勝)の手綱も取っており、記念すべきバースデイとなった。
ポンペイルーラーは、父ジェニュイン、母ウエストウィズナイト West With Night (母の父ポンペイコート Pompeii Court)の豪州産馬。父ジェニュインが01年に豪州でシャトル供用された際の産駒で、通算成績は12戦7勝。これまでG2セントジョージSなどG2で3勝を挙げていたが、G1は初勝利となった。陣営は3/31のG1ドバイデューティフリー(首ナドアルシバ・芝1777m)に参戦する意思を表明している。また、これまでドンクール(兵庫チャンピオンシップ)、メイプルロード(小倉2歳S)といった活躍馬を送り出していた父ジェニュインにとっても、産駒初のG1ウイナーとなった。