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"Very Happy!!"/メルボルンC~その1
11月7日、豪フレミントン競馬場でG1メルボルンC(芝3200m・3歳上ハンデ)が行われ、栗東・角居勝彦厩舎のデルタブルース(牡6=オセアニア基準、以下同・父ダンスインザダーク)が、同厩のポップロック(牡6・父エリシオ)による猛追を凌いで優勝。早来・ノーザンファームの同期生で、所属する厩舎も同じという2頭が歴史的ワンツー・フィニッシュを決めた。
絶好のスタートを切ったデルタブルースは、逃げたニュージーランド調教馬のザビートを見ながらの2番手を確保。一方、ポップロックは中団からレースを進めた。出走馬23頭が一列棒状となって淡々とレースが流れていく中、まず動いたのは今年のG1アスコットゴールドC(芝20f)を制した愛国調教馬イエーツ。スタミナに任せて早目先頭から押し切る作戦か、4角半ばで先頭に立った。デルタブルース鞍上の岩田康誠騎手も、ここが勝負所とイエーツを追撃し、4角出口では並走状態に。直線に入ってすぐに、意外にもイエーツがあっさり脱落。懸命に粘り込みを図るデルタブルースを目掛けて地元馬のジッピング、メイビーベターらが襲い掛かろうとしたが、なかなかその差は詰まらなかった。(続く)