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グランドナショナルはシルヴァーバーチが優勝
現地時間4月14日、障G3グランドナショナル大障害(芝36f、6歳上、40頭)が英エイントリー競馬場で6万8000人の大観衆を集めて行われ、シルヴァーバーチ Silver Birch (セン10・父クリアリーバスト Clearly Bust)がマックルヴェイ Mackelvey を3/4馬身差抑えて優勝した。
レースはエキサイティングな結末となった。最終障害を超えたところでスリムピッキングズ Slim Pickings (3着)を交わし、シルヴァーバーチが先頭に。最後の力を振り絞って懸命に粘るシルヴァーバーチにスリムピッキングズがもう一度追いすがり、さらに外からマックルヴェイが鋭く迫ってきたところがゴールだった。完走は12頭。昨年の優勝馬ナンバーシックスヴァルヴァード Numbersixvalverde は6着だった。
鞍上のロバート・パワー騎手は25歳という若武者。現地マスコミに "I should retire now! (もう騎手を辞めてもいいくらいだ!)" とその喜びを語った。また、シルヴァーバーチを所有するブライアン・ウォルシュ氏は26歳、管理するゴードン・エリオット師は29歳 (今年管理馬を出走させた調教師の中では最年少)と、20代揃いのフレッシュなチームがこの英国の国民的イベントで輝きを放った。