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中央 海外遠征
クロワデュノールが欧州緒戦を勝利で飾る――プランスドランジュ賞
2025年09月15日 10時26分
9月14日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われたプランスドランジュ賞(G3、芝2000㍍、7頭立て)にクロワデュノール(牡3歳、栗東・斉藤崇厩舎、北村友騎手)が出走。4番手追走から直線は追い比べ。そこから抜け出したあとゴール前で追撃に遭ったが、これを短頭差凌いで優勝。勝ち時計は2分11秒69(重)。
1着クロワデュノール
斉藤崇師:中間はなかなか馬の動きが良くなかったなかで、今日はいいところもたくさんあったと思いますし、上りやフォルスストレートなどを経験できたことについては収穫があったと思います。馬自身なかなか仕上がっていないところもありましたが、北村騎手も上手に乗ってくれたと思いますし、本番に向けてもいろいろとできるところがあると感じたところでした。この馬場もこなせましたし、スローペースでも対応できました。今回は前哨戦という感じの仕上がりではあったので、いい状態で凱旋門賞に向かえれば十分チャンスはあると思いますし、そうなるようにしたいと思います。
北村友騎手:馬の雰囲気、返し馬、ゲート裏、ゲートの中と、いろいろと課題が多くまだまだ修正しなければいけない部分はありましたが、それでも馬の力で勝ち切ってくれたので、そこはさすがだなと思っています。ペースが遅いなかでも、しっかりと待つことができましたし、上りや下りでも馬が極端に行くところはなかったのでその点は良かったと思いますが、4コーナーを迎える前の息の入り方やそこから徐々にギアを上げていくという部分がまだうまくできなかったかなと思います。馬場については、今日のところは問題ありませんでした。今回は調整も含めて、レースでも凄くいいパフォーマンスというところに持っていくことができなかったので、その原因をしっかり修正して、次の凱旋門賞に向けてあと2段階くらい馬のコンディションを上げていきたいと思います。